ISBN:412003609X 単行本 GoAhead & Co. 中央公論新社 2005/01/25 ¥1,050

これは、グーグルの教えてグーグルというQ&Aスレッドに
「妻の携帯メールから彼女が今週末ホテルで男と会うことをつかんでしまった。自分はどうしたらいいんだろう」
という男性の書き込みから始まります。
去年の1月から2週間。彼は掲示板の人たちに叱咤激励されながら迷い、悩みそして決断します。

まだスレッドがあるのでそちらをご紹介します。

http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?qid=763621

ヤフーニュースで紹介されていたのですが、インターネットのスレッドがグループセラピーとして機能していくところが興味深いです。また、この男性が真摯に一つ一つの回答に返答を返していたことがまた回答者達を真剣にさせていったのではないでしょうか。男性は最初、自分を裏切った妻に苦渋をのませ、相手の男に思い知らせてやるという怒りで燃えています。しかし、いろいろな人がいろいろな意見をよせてそれに答えているうちに、妻の心境にもふと立ったりする瞬間があります。

「彼女は2児を育てながら総合職もバリバリこなす。家事もひととおりがんばってこなしている。自分は、マスコミの仕事でそんな彼女とほとんど言葉を交わすことはない・・。「(家事と子育てを)協力する」という自分に「協力っていう言葉が悲しいのよ」と返した彼女。

果たして、自分は妻と向き合っていたのだろうか?

彼はホテルへ乗り込んだのか。そして離婚を選択するのだろうか・・・?

ネットの中にも心揺さぶられる物語はいっぱいある。そう思いました。

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