意外なこと。

2005年3月13日
先日、保育園のママさんパパさん達とカラオケボックスにて
卒園のうちあげ。

うちの保育園のパパさんたちはみんな惚れ惚れするくらいイイ男達だ。カラオケボックスを二部屋取り、一室はオトコ部屋で子供達も一緒に見てくれるという。女親達に3時間ばかりの自由な時間をくれたという訳。こんなことを自主的にやってくれる彼らは
「オヤジの会」なるものを結成して、なにかとツルんで飲みに行ったりしていて仲良しで団結している。
たった三時間でも、シングルマザーのひとには涙が出るくらい嬉しかったらしい。「私、子供と離れてカラオケなんて何年ぶりかしら・・。本当に嬉しい」とおっしゃってた。

私はこういう集まりで段取りとったり手配したり人に声かけて集めたりするのは得意分野なのでいろいろやっていたら、あるママさんに声をかけられた。

「ことえりさんともっと話しがしたい。ちゃんと飲みに行って話そうよ。だから一人で飲みに行ったりしないで行くときは誘ってね?」

びっくりしました。今まで私は普通に子供の友達のママさんとしか認識してなかったから。こんなに直球で懐に飛び込むって女性にしかできないよね。(しかも私はできません)不覚にも涙ぐみそうになったオレ。私が男だったらこの一言でおちたかも。

重松清先生とお話する機会が昔あって、その時「人間は一人だ。生まれるときも生きていても、そして死ぬときも、所詮一人なんだよ」と言われて私もすごくそう思っていたので深く頷いたんだよね。でも先生はこう続けたのよ「でも、ひとりじゃないよ、と嘘でも言ってくれる友達がいるのはありがたいことなんだ」と。

誰ともわかり合えることはないし、死ぬときは痛みもすべて引き受けて死ぬ。それがひとりということ。
私は、「31歳ガン漂流」の帯じゃないけど、「喜びも痛みも失望も、全部オレのものだ。誰とも共有したくない」って気持ちが強い。上手くいえないけど。本当の意味でこれからも誰かを生きていく支えにしたりしないと思う。ひとりなんだもの。

でも、こんな風に「ひとりで飲みに行ったりしないで?」といわれるのは悪いもんじゃない。

生きていくということはいろんなサプライズがある。うん。

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