The MANZAI

2005年6月10日 読書
ISBN:4265041450 単行本 あさのあつこ 鈴木 びんこ 岩崎書店 1999/10 ¥1,470

「バッテリー」で有名なあさのあつこさん。

この本は、小中生向けに書かれた本なんですが。

すっごいねー!!
まず、主人公は自らの不登校が原因で父親と姉を事故で亡くしています。もう、ここからしてちょっとすごいんですが、
主人公の親友は私生児です。文章中に「私生児」という言葉がはっきりとでてきて、ご丁寧にそれがどういうことなのかという説明まで文中にあります。

いやー・・・・。そしておもしろいですよ。自分の中に閉じこもってしまった主人公が親友と出会い、「笑い笑わせる」ことで、
母親や周り、そして自分自身も笑顔を取り戻していくんです。

私がちょっと感動したのは、このあとがきです。

「人は、独りで生まれ、独りで死んでいきます。でも、独りで生きていくわけではないのです。若いみなさん、いっぱいに手を伸ばして他者を求めてください。特別な相手とその手て繋がっていってください」

いいよなあ。私が思春期にこの本を手に取っていたら、きっとその夜は幸せに眠ることが出来たと思う。

あさのあつこさんは、たくさん本をかける人だし、今現在著作もたくさんあるから、若いみなさんどんどん読んでみてください。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索