主役の神木君もかわいいしさー。12歳ですってよ。
なんか、いい大人が「妖怪だぃすきぃ！！」って楽しんで作ったような雰囲気がありました。
私の隣の8歳の息子は妖怪が出るたびそのリアルさに「こ、こぇえ！！（怖）」と時折目をつぶったりして観てました。
8歳のヨコ、3チャイの娘が何も言わず観ていたので驚き。途中でギブすると思っていたのに。
ところが、だ。
映画が終って夫に聞いたら小刻みに震えて泣いていたんですと。
怖いから出たいとすら言えなかったらしい。
ま、半分ギャグ映画だからだんだん慣れたみたいだけど。
でも3歳の娘と8歳の息子が2時間もったのはやっぱり「怖い」というのが根底にある映画だからだよなあ。アニメだったら2時間は座ってられなかったと思う。
終ったあと、夫と「子供の付き合いで観たけど、けっこうおもしろかった。妖怪のキャストが忌野清志郎に竹中直人、栗山千明に岡村隆史、トヨエツとえらい豪華だったよね。あと、子供が観るにしちゃあ怖くなかった？」と話す。
家に帰ってからパンフを観たら
「小さな子供も怯えないように、そんなふうに解りやすく、という声もありましたが、そういうこととに慣れすぎている時代です。びっくりする子供もいるでしょう、怖くてみてられない子供もいるでしょう。でも、それも映画の体験です。僕らも間違いなく子供の頃に驚いた記憶は残っています。そのときの映画館の匂い、隣の席の父親の体温、強がる兄貴にからかわれた悔しさ。映画は体験するものです。」
さすが三池崇監督、いいこと言うなあ。
確かに3チャイには怖かったかもしれないけど、家に帰ってきてからお兄ちゃんとパンフレットを広げて、「これは油すまし、これはぬらりひょん・・・」と写真をみていた二人はとても楽しそうでした。
小学校低学年のお子さんをおもちの方はぜひどうぞ。
画面の役者さんの演技もいいですが、となりの席の我が子の横顔を盗み見るのもまた楽しい映画でした。
コメント