我が家にはカブトムシがいます。(オス)。
オットの会社の先輩が去年ツガイでカブトムシを飼い、卵、幼虫からそだてた一匹が里子でやってきたものです。

子供達は大喜びで観察してますが、彼もこのひと夏の命。

いつ飼育カゴのなかで腹を上にしてご臨終になってるかと思うと大人の私としてはちょっぴり毎朝のえさやりもスリリングです。
(世界のお約束、ペットの世話は大人の仕事です(涙))

だけど、お盆が終っても我が家のカブちゃん(名前までついた。虫ごときに)は元気です。

「カブちゃん、なかなか死なないのよ。元気よ〜」と会社で話したらば、後輩が

「そういえば、ラジオで本間ちゃん(仙台のFMアナウンサー)が言ってたんですけど、ある人が同じようにカブト虫を飼っていて、このまま死ぬんじゃかわいそうだから、メスを入れてあげたんだそうですよ」

「ほう、それで?」

「その人はよかれと思ってお嫁さんをプレゼントしたわけですが
その日からカブト虫は来る日も来る日も交尾!交尾!!交尾!!!・・・で、メスよりもずっと早くオスは死んでしまったそうです」

「メスがきたことで本来の子孫を残すという使命を思い出してしまったがゆえに寿命が縮んだ訳だ」

「思うに、ことえりさんちのカブが長生きなのは静かな生活だからですよ」

「・・・・でもさー・・・」

「ま、そいつにしてみれば、そんな生活がいいのか!?って話ですけどね。僕なら童貞で箱のなかで長く生きても辛いです。」

「女で処女のままで死ぬと妖精になれるそうだよ?」

「・・・いや、もともと虫ですから」

「じゃあさ、せめて住環境をよくして、えさもグレードアップしてあげるよ。嫁はプレゼントできないけど、飼い主としてそれぐらいは!!」

「ことえりさん・・・」

「ん?なに?」

「同じオスとして、彼が不憫で・・・ハコにメスの写真か、おもちゃのメスを・・・彼のために・・・入れてあげてください・・」

カブちゃんは、今日も元気です。

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