ISBN:4334924948 単行本 白石 一文 光文社 ¥1,470

白石一文さん。私にとっては不思議な因縁がある作家さん。

なぜか、この作家と村上春樹の本は本好きの男性から借りるんだよなあ。

ページ数が少ないのでアッというまに読めます。

主人公に比べて、どーもヒロインに気持ちを入れて読むことができない。
「やだなあ、こんな人・・」と思いながら読んでいたんだけど、
読後、どうもこの辺は作者の意図的な描写だったようだと気づく。

白石さんの心理描写はとても丁寧で、主人公の心のうつろいは自分で感じたことのようにありありと心に浮かぶ。

「もしも、私があなただったら」と何度も繰り返される言葉は
私の中にも「もしも、私があなただったらどうしたい?どうしてほしい?」と繰り返されるようになった。

しかし、最後の最後に主人公とヒロインがセックスする運びになったとき、ヒロインがが「これで私を縛ってください」と紐を出して言った時は本気で飲んでたお茶を吹きました。

あと数ページしかないのに!!どこに着地するんだこの話は!?と焦りました。ちゃんと着地してヨカッタヨ・・

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