女友達と3軒目で入ったワインバー。

マスターがいかついオッサン。

すげえ怖いの。やさしくないの。

でもそういうキャラクターの人だと知っていたので（有名）別に問題なく。
ワインのウンチク語るやつが大嫌いなんだって。
椅子に座っているだけで隣のお客さんから

「こないだなんて、「気分悪い！もう帰る。お釣りはいらない！」って出てったお客にお釣りの300円、ドアに向かって投げたのよ」

ひ、ひぇえええ。怖い。

でも、「赤でー、飲みやすいのがいいです・・・。」と控えめにお願いすると快く美味しい（多分高いのを）安く提供してくださいます。

そんなワインバー。ふと見ると立派な本棚があるじゃないですか。

本好きのオイラ、ふっとんでいって品揃えチェック！！

伊坂、村上春樹、宮部みゆき、雫井、新保、福井、大沢・・・うお！！
現代小説のそうそうたるメンツ！！
恋愛小説だけはないですね。ぷぷっ。

あ。

鬼平犯科帖が全部ある・・・。

鬼平、お好きですか？

「あー・・・まあ、何度も読めるのはそれだけだよ」（吐き捨てるように）

「この中で唯一、伊坂さんだけは冊数がありますけど、魔王、砂漠、その後ないですよね？」

「グラスホッパーでがっかりしてね」

うくくくく。好きになりそう。

無骨で、不器用な感じ。お歳を聞いたら38歳。

「最近、これにちょっとやられてて・・」

と見せてくれた本は、重松の「流星ワゴン」！！

ダメ、ツボだ。私。

「私、この本、サイン本でもってるんですよ。小さな会議室みたいな場所で講演会されて・・・宝物ですよ」
と私が話すと、

「ふうん、ま、この人の人となりが好きなわけじゃないけどな」と言われました。

子供がいて、奥さんがいて、んでフト自分の立ち位置をぐるっと見回しちゃう時、30代後半から40代前半の人がこれ読むと
カウンターパンチくらうんですよ。と心の中で言ってみる。

帰り際、

「いいなあ、こういう本の話ができるって。今日は嬉しいです」

と目も合わさずにいわれました。

ヤバイっす。ちょっと惚れそう。笑

ただ今小学校は春休み中。

休みっつーことは給食がないってことで、ないってことは弁当をもたせなきゃいけないってことで。

それはつまり私が常に30分早起きしなきゃいけないってことなんですよ。

で、それを喰ってる息子（小2）なんですが、コイツが何度言ってもお約束のように喰ったあとの弁当箱を出さないんですよみなさん！！

これ読んでるオマエもオマエもそうだっただろ！！オカンに怒られただろ！！私もそうだったよ！！だから息子もそうなんだよ！！因果応報。なるようになるんだよ！！アレ？

まあ、それは置いといてですよ。
あまりにも感謝の姿勢が薄いので、ワタクシ、プチ切れまして。

「弁当箱だしな！！あと、「ありがとう」とか「ごちそうさま」とか言いなさい！！」

息子「えー？うーん、ごちそうさま」（漫画読みながら）

「・・・・・オマエの弁当、明日フタあけたら「ハズレ」って書いた紙いれとくから」

「え。あ、あの、すいません、ごちそうさまです。おいしいです！」

「ホントか。」

「ホントホント。すっごくおいしい。母さんの弁当」

「じゃあ、何がおいしかったか言ってみな。」

「え。」

「何が美味しかった？ほれほれ。」

息子、長考。必死に思い出してる様子。

「あー！！！あのね、ヨーグルト！！！デザートの！！！！」



つД`)・゜・。・゜゜・*:.。 それ、アタシが作ったんじゃないし・・・



「あ、す、すいません！！えーとえーと、ご飯にかかってた、生タイプの鮭のフレーク！！」

・・・・・・。もういいです。涙。

垣根先生新刊でるよ！！三年ぶりの書きおろし！！！
4月10日　中央公論新社から
原稿用紙900枚っていうから、大長編かな。
そして12日には「ワイルドソウル」が文庫で。
で、「ラティーノ・ラティーノ」という旅行記がおなじく文庫で出るそうです。幻冬舎から。
これ、ネットで連載してたやつだよね、多分。

4月の前半は垣涼介先生のお祭りです

4月21日には神田の三省堂書店本店でサイン会も開かれるとか。
いいなあ。東京に住んでたら絶対行きますよ。

垣根せんせいラテン気質だからなあ。まちがっても東北なんかこなさそうだよ・・・。涙